極・競馬塾が選ぶ有馬記念ベスト5

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今週はいよいよ年末のグランプリ・有馬記念です。

有馬記念といえば、昔から何か目に見えない力が働いているかのようなドラマが繰り広げられるレースが多く、競馬ファンに感動を与えてきました。

今回は特別企画として、極・競馬塾が選ぶ有馬記念の名レースベスト5をご紹介したいと思います。

第五位

第五位はテイエムオペラオーが勝利した2000年の有馬記念

この年の有馬記念は、テイエムオペラオーによる前人未到の古馬中長距離G1の完全制覇がかかる大一番。

今でこそベテランとして安定した騎乗を見せる和田騎手ですが、当時はまだ若手のペーペーでした。

その未熟さゆえ、前年のクラシックでは勝てたレースを取りこぼしたとまで言われることも…

このレースでも、他陣営の簡単には勝たせまいとするオペラオー包囲網に掛かり、4角手前では後方になり馬群も密集して大ピンチ。

いつもは先行してスッと抜け出す横綱競馬がお決まりでしたが、このときは後方に置かれ直線も短いため絶体絶命でした。

しかし、直線に入ると狭いスペースをこじ開け、みるみる先頭との差を縮めゴール手前で差し切り。

見事、年間無敗で古馬中長距離G1完全制覇のグランドスラムを達成しました。現在でもこの台記録を達成したのはテイエムオペラオーただ1頭のみです。

第四位

第四位はダイワスカーレットが勝利した2008年の有馬記念

歴代最強の牝馬に数えられる1頭で、宿敵ウオッカとの激闘はいつまでも語り継がれることでしょう。

そんなダイワスカーレットが、半年ぶりに出走した前走の天皇賞(秋)では2着に敗れたものの、驚異的な二枚腰で負けて強しを印象付け臨んだ今回の有馬記念。

天皇賞で敗れたウオッカは出走しないものの、昨年の覇者で中山の帝王マツリダゴッホやJC馬スクリーンヒーローなど、強敵が揃った一戦です。

ダイワスカーレットは好スタートを決め、自らペースを握り軽快に逃げていきます。勝負所のラスト1000mで一気にペースが上がり、そこからはガチンコの持久力勝負。

マツリダゴッホやスクリーンヒーローが外から捲って襲い掛かりますが、ダイワスカーレットはそれをものともせずに直線では逆に突き放すという離れ業を演じました。

牝馬による有馬記念制覇は実に37年ぶりという快挙でした。

このレース、4角でダイワスカーレットについていった男馬たちは、スクリーンヒーローの5着が最高であとは軒並み惨敗するという、ダイワスカーレットの強さだけが際立った有馬記念です。

第三位

第三位はオグリキャップが勝利した1990年の有馬記念

競馬ブームの中でも最大級の人気を誇ったアイドルホース・オグリキャップ。

名馬タマモクロスとの芦毛対決・ゴール寸前の逆転劇を演じたマイルCSから連闘でジャパンカップへ出走し、当時の世界レコード決着の2着など、不屈の闘志で数々の名勝負を繰り広げたオグリキャップですが、晩年はその力を発揮することができず、前走のジャパンカップでも惨敗を喫します。

もう、オグリは終わった

とファンも諦めていたこの有馬記念。

しかし、ドラマは起こります。

陣営は、直線で一度は先頭に立てば盛り上がるだろうなと考えていたそうで、鞍上の武豊騎手は早めに仕掛ける堂々の横綱競馬で、4角で先頭に並びかけます。

すると、オグリキャップは後方から追い込む強豪を最後まで寄せ付けず、引退レースとなった有馬記念で奇跡の復活を遂げたのでした。

第二位

第二位はグラスワンダーが勝利した1999年の有馬記念

当時は外国産馬にクラシック出走権がなく、同世代に生まれたダービー馬・スペシャルウィークとは古馬になってからしか対戦することがありませんでした。

初対戦となった宝塚記念では、グラスワンダーがスペシャルウィークを圧倒するレースを見せつけます。

その敗戦のショックからか、スペシャルウィークは秋の始動戦で生涯最低着順を記録。しかし、その後は天皇賞(秋)・ジャパンカップを連勝し、この有馬記念でグラスワンダーへの期します。

一方、グラスワンダーは元々体質が弱く、この秋も始動戦は辛勝したもののジャパンカップは回避。有馬記念も何とか出走できる程度…と言われていました。

レースは2頭とも後方から進みますが、位置取りは宝塚記念とは逆で、スペシャルウィークがグラスワンダーをマークする形に。

最終コーナーでグラスワンダーが先に仕掛け、直線で先頭に立つ勢いでしたが内の伏兵ツルマルツヨシが粘る。

スペシャルウィークは外から脚を伸ばすものの、その内からは3歳馬のテイエムオペラオーも猛追。

グラスワンダーは坂の途中で完全に止まったかに見えましたが、外からスペシャルウィークに馬体を合わせられると、闘志に火が付いたのかそこから再び盛り返します。

2頭は馬体を並べたまま、内で粘るツルマルツヨシとテイエムオペラオーを捉え、2頭が頭一つ出たところがゴール。

最後は大激戦でしたが、勢いは完全にスペシャルウィークが優っていて鞍上の武豊が写真判定の結果が出る前にウイニングランを敢行します。スペシャルウィークが勝てば、当時としては史上初の秋のG1三連勝の偉業。

しかし長い写真判定の結果、電光掲示板の1着に映し出されたのはグラスワンダーを示す「7」の数字でした。

誰もがスペシャルウィークの勝利と思っていたはずですが、決勝線を通る瞬間だけ、グラスワンダーが一伸びして勝利をもぎ取った伝説の一戦です。

第一位

極・競馬塾が選ぶ歴代最高の有馬記念。

それは、トウカイテイオーが勝利した1993年の有馬記念です!!

JRA史上最強馬の1頭として君臨するシンボリルドルフの初年度産駒であるトウカイテイオー。

皇帝の息子である帝王は、デビューからその名に恥じない強さを見せつけ、父と同じく無敗のクラシック二冠を達成。

しかし、その後骨折が判明し、菊花賞への出走は叶わず、父と同じ無敗の三冠達成は幻となりました。

復帰してからのトウカイテイオーは、その後も怪我やアクシデントに悩まされますが、その強さは本物でジャパンカップでは世界の強豪をねじ伏せます。(当時は今と違って外国馬が圧倒的に強い時代でした)

その後に出走した92年有馬記念では、スタート後にアクシデントが発生し、最後まで走りましたが大惨敗を喫した上、またもや骨折によって長期休養へ。

そして、その次走となったのが、なんと1年後であるこの有馬記念だったのです。

この年の有馬記念には、ナリタブライアンの兄で菊花賞馬のビワハヤヒデ、ダービー馬ウイニングチケットなど強力な3歳馬が出走。

特に、ビワハヤヒデは常に好位から力を発揮できるうえ、その基礎能力も抜群に高く、3歳馬ながら1番人気に支持されていました。

レースはやはりビワハヤヒデが好位から直線であっさりと先頭に立ち、そのまま後続を突き放して楽勝かと思われましたが、ただ1頭、ビワハヤヒデを強襲したのがトウカイテイオーでした。

決してバテているわけではないビワハヤヒデを、その後ろから凄まじい末脚で追い詰めるトウカイテイオー。

残り100mで並びかけ、最後は半馬身の差を付け、常識では考えられない1年ぶりでの有馬記念制覇という大偉業を達成したのでした。

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