競馬は逃げ・先行馬が圧倒的有利

馬券術講座

競馬は逃げ馬を買えば儲かる」と言われることがありますが、実際には「先行する馬を買えば儲かる」です。

儲けるための立役者は人気薄の馬になりますが、なぜ競馬では先行すれば力の劣ると思われる人気薄の馬でも好走することができるのでしょうか?

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なぜ競馬は先行有利?

競馬が先行有利というのは、過去のデータからも明らかです。

根拠のないデータは偶然である可能性もありますが、先行有利なデータには、有利である根拠も揃っています。

では、先行有利というデータの根拠はどんなものがあるのか?

  • 逃げ馬は馬込みのストレスがなく、気分良く走れる
  • コーナーで内をロスなく走りやすい
  • 前が壁になるリスクが下がる
  • 脚を余す可能性が低い
  • 人気馬が差し馬なら、マークが甘くなりやすい

パッと思い付くだけで、これだけあります。

馬はストレスに敏感な生き物と言われており、気分よく逃げて走れたときに大穴をあけやすいのは、偶然ではないでしょう。

差し・追い込みタイプの馬を買っても儲からないのは、先行馬が有利な理由と逆のことが起こっているからです。

後方から競馬をするタイプは、それだけでリスクを抱えていると言えますね。

先行有利をデータで検証

2017年~2019年のデータです。

脚質別回収率2017~2019

ご覧のように、好走率・回収率どちらを見ても逃げ・先行馬が圧倒的な数値を叩き出しています。

競馬は「先行する馬を買えば儲かる」というのは事実ということですね。

しかし、これらは結果論であり、それを知っていても勝てないのは「どの馬が先行するかを事前に見抜くことができない」からです。

これだけ先行する馬が有利なら、前走で先行した馬を狙えばええやん?って思うでしょ?

競馬がそんな簡単なら、私はとっくの昔に億万長者になっているでしょう。

前走で逃げ・先行だった馬は儲かる?

現実はそんな簡単に勝てるほど甘いものではありません。

先ほどと同じ期間の、前走脚質別成績がこちらです。

前走脚質別回収率2017~2019

なんと、先行した馬どころか逃げた馬ですら、勝てる云々以前に平均以下の回収率にしかなっていません。これはたまたまそうなった訳ではなく、明確な理由があります。

それは、前走逃げ・先行馬は、前走が恵まれた結果である可能性に加え、前走で気分よく走れた後にそれより厳しい流れになると、ストレスを感じて嫌気がさすからです。

また、今回も先行できるとは限らず、前走で先行した23,344頭のうち、約半数は今回中団・後方からの競馬になっています。

つまり、高い回収率を記録している逃げ・先行馬は、そのレースで気分よく走れたことで、次走はパフォーマンスを落とす可能性が高い…ということです。

さらに、好走したことで人気も上昇し、それによって回収率の低下も招くことになります。

今回先行した馬の前走脚質

では、今回先行した馬の前走脚質はどのようなタイプが多いのでしょうか。

先行馬の定義として、「4角5番手以内」だった馬を対象にデータを抽出します。

先行馬前走脚質2017~2019

…うん、見事にバラバラ。前走の位置取りから今回先行する馬を見抜くのは、非常に難しいことだと言えます。というか不可能です。

面白いのは、前走後方にいる馬ほど高い回収率を記録しているということですね。

前走気分よく走った馬が今回パフォーマンスを落とすのに対し、前走つらい経験をした馬が今回気分よく走ることで、パフォーマンスを劇的に上昇させるということでしょう。

前走後方で見せ場のなかった馬は、人気も落としていることが多いので、そこで穴をあけることで高い回収率になるのです。

競馬は「今回」逃げる馬・先行する馬を買えば儲かる

競馬は逃げ・先行馬を買えば儲かりますが、実際には「今回」のレースで逃げ・先行する馬を買わなければなりません。

いつも逃げたり先行している馬ばかり買っていては、あまり儲からないのです。とくに、好走した後は反動や人気上昇なども含め、買う場合には注意が必要です。

前走逃げ・先行した馬を狙うなら、好走した馬よりもオーバーペースや何らかの不利で凡走した馬を狙うほうが、良い結果に繋がりやすいでしょう。

先行する馬を見極めるには

今回先行する馬を高い精度で予想できれば、競馬で勝つために大きなプラスとなります。

簡単にできることではありませんが、今回先行する馬を狙うときに注目すべきポイントをいくつか挙げていきましょう。

前走出遅れ

一番分かりやすいのは、いつも先行する馬が出遅れて後方のまま力を出せなかったケースですね。

ただし、分かりやすいがゆえにオッズにも反映されやすいと言えますし、どれだけ効果があるかは分かりづらいところ。

しかし、逃げ馬に関しては有効でしょう。

生粋の逃げ馬は自分のペースで走れないと実力以上に大敗することも多く、逃げられればあっさりと巻き返す馬も多いです。

前走よりペースが緩くなる

競走馬は今回走る距離を知らないので、前走の記憶を頼りに走ると言われています。そのため、騎手が制御しなければ、前走と同じようにゲートを出ようとします。

例えば、今回1600mのレースで1頭は前走1200m、他は全て前走1600mだったとします。

すると、前走1200mだった馬はゲートが開いた瞬間、前走と同じスピードで走ろうとするので、他の馬より相対的に強いダッシュ力を見せます。

その結果、前走短い距離を走っている馬は、自然と先行するケースがあるのです。

距離意外にも、前走より格の低いレースに出走する場合、馬にとっては緩い流れに感じやすいとも言われます。

同じ距離でもG1とG3なら、道中のペースはG3の方が遅くなることが多く、相手関係も楽になるので馬にはストレスがかかりづらくなるとも言われます。

小回りから広いコースに代わることも、道中のペースが緩くなる可能性は上がりますね。

これらの要素は、ある程度研究している人でないと考慮しないパターンなので、オッズにも反映されにくいと考えられるため、狙う価値がありそうです。

先行する騎手

私はあまり騎手の特徴は詳しくありませんが、騎手によって先行する意識が高い等の特徴はあると思われます。

2019年(28日分は除く)に逃げた回数の多い騎手と全体の騎乗数からの割合で上位50名をまとめたので、表を見るボタンを押せばご覧になれます。(長いです)

表を見る

休み明けの馬

休み明けの馬は、心身ともにリフレッシュして前向きさが増すと言われます。

休み明けの定義として、2017年で前走から3ヶ月(13週)以上の間隔が空いている馬を抽出したところ、休み明けで出走した計6727頭のうち、前走4角6番手以降だった馬は3910頭。

その中で今回4角5番手以内に先行したのは、1169頭と約30%ほどでした。

一方、12週以内に出走した馬は計39006頭で、前走4角6番手以降だった馬は22495頭。そのうち、今回4角5番手以内だった馬は6085頭で比率は約27%。

若干ですが、先行する意欲は高まっている…のかな?

しかし、競馬で勝つために重要なのは回収率です。

回収率で見ると、前走4角6番手以降だった休み明けの馬は、12週以内の馬を単複ともに10%ほど上回っていました。もちろん、今回4角5番手以内で通過した馬も休み明けの方が優秀です。

つまり、休み明けの馬は人気を落としやすい割にリフレッシュして走りやすい傾向にあるので、単純に戦術として狙い目になるということです!(棚からぼたもちデータ)

まとめ

競馬は今回逃げる馬・先行する馬が有利なことは、これからも変わりません。逃げる馬を狙って逃げられなくても、先行すれば十分チャンスがあります。

徹底して先行する馬を狙い続ければ、いつか大きい馬券を取ることもできるでしょう。その確率をどれだけ上げられるかは、自分の努力次第と言えますね。

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