的中率と回収率の関係性

馬券術講座

馬券を購入する以上、当てたいと思うのが当然の心理だと思います。そもそも、競馬で勝つためには馬券が当たらなければ不可能ですからね。

しかし、世の中にはよく的中しているのに勝てない人もいるのです。なぜ、そのような摩訶不思議なことが起こるのでしょうか?

ここでは競馬の的中率と回収率の関係性についてお話していきます。

スポンサーリンク

的中率とは

的中率とは、購入したレース数に対して、的中したレース数の割合を言います。3レース購入し、1レース的中すれば的中率は33%ですね。

的中率の上限は100%で、的中率100%は誰でも達成できます。なぜなら、単勝全通りを買えば必ずどれかが当たりますから。

では、なぜみんなそうしないのか?

それは、単勝全通りを買っても勝てないからです。その理由まで分かっている人は多くないかもしれませんが、多くの人は直感的に全通り買っても勝てないということは分かっているでしょう。

詳しく説明すると、競馬には「控除率」が存在するため、単勝を全通り買っても「長期的には控除率を差し引いた約80%しか返ってこない」仕組みになっているからです。

競馬の控除率と技術介入
競馬で勝つのは難しい…多くの人が実感していることだと思いますが、その原因は控除率にあります。私たちが競馬で勝つためには、控除率の存在や、それに対抗する方法を知る必要があります。

そして、全通り買ったときに返ってくる約80%分を、回収率と言います。

回収率とは

回収率とは、購入した金額に対して、回収した金額の割合です。

例えば、以下のような場合。

5レース中4レース的中しているので、的中率は80%ですね。しかし、5,000円購入して3,500円しか払戻がないので、回収率は70%となります。

的中率80%は、かなりの好成績と言えるでしょう。

それでも回収率が100%を下回っていれば、馬券の収支はマイナスです。つまり、競馬で勝つために必要なのは、的中率よりも回収率ということです。

ただし、回収率だけを追い求めても簡単には勝てません。その理由は、回収率を上げるにはある程度の的中率を犠牲にする必要があるからです。

回収率を上げるには

馬券収支をプラスにするには、回収率が100%を超えなければなりません。

では、回収率を上げるためにはどうすれば良いのか?

先ほど的中率80%で回収率が70%という例を出しましたが、的中率が高いということは基本的に人気馬を買っていることになります。しかし、人気馬を中心に買うと、回収率は伸びづらい傾向にあるのです。

つまり、的中率と回収率は相反するということです。

勝率(的中率)と回収率は相反する

これはある5年間、各オッズの馬を買い続けたときの結果です。

オッズが低い馬(人気馬)は勝率は高いですが、回収率は低いですね。オッズが高い馬(人気薄)は勝率は低いのに、回収率は単勝2倍の馬より8%も高くなっています。

この場合、いずれにせよ回収率は100%以下なのでマイナスですが、ここで重要なことは、みんなが強いと思っている人気馬を買って3回に1回的中するより、12回に1回しか当たらない馬を買うほうが負けにくいということです。

わずか8%の差だけと思われるかもしれませんが、パーセンテージで表示されるものは購入金額が増えれば増えるほど勝ち負けの金額も比例して大きくなります。

合計で100万円購入した場合、71万円の回収と79万円の回収と、その差は8万円に及びますからね。購入金額が倍になれば、その差も倍になるのです。

毎週のように馬券を買うのであれば、年間ではそれなりの金額になりますし、何年も馬券を買っていれば、その総額は相当なものになります。

そのため、8%という数字は見た目以上に馬券収支に大きな影響があると考えたほうが良いです。

このように、競馬で勝つためには的中率(勝率)と回収率は相反するものであるということを理解しておく必要があり、当てにくい人気薄を買うほうが、馬券では勝ちやすいという複雑な仕組みなっているんですね。

人気薄が勝ちやすい理由

では、なぜ人気馬よりも人気薄のほうが勝ちやすいのか。

さきほどのオッズでプラス収支にするには、以下の的中率が必要になります。

  • 単勝2倍…50.1%以上
  • 単勝5倍…20.1%以上
  • 単勝10倍…10.1%以上

実際の的中率(勝率)はこれらを下回っているので、その差を計算すると、本来の的中率よりどれくらい高い精度で当てる必要があるかが分かります。

単勝2倍の馬は、的中率(勝率)が35.8%でした。

しかし、単勝2倍でプラスにするには50.1%以上の的中率が必要で、50.1%を35.8%で割ると、1.39となります。

つまり、単勝2倍の馬を買ってプラスにするためには、本来の勝率より1.39倍ほど、精度の高い予想をして的中させる必要があるということ。

対して、10倍の馬はどうでしょうか。

勝率は8.0%で、プラスにするには10.1%以上の的中率が必要になり、この場合は本来の勝率よりも1.26倍の精度で的中させる必要があります。

わずかですが、単勝2倍の馬に比べると余裕ができましたね。

人気薄の方がプラスにしやすい理由の一つに、本来の勝率に近い的中率しか求められないということが挙げられます。

そうなる理由は、おそらく人気馬は初心者の投票が多くなりがちなこと(過剰人気)、競馬には様々なアクシデントが起こるため、強い馬が勝つとは限らないことなどが関係しています。

ただし、あまりにも人気薄の馬では逆に回収率は低くなる傾向もあります。なぜなら、そこには根本的に能力の足りない弱い馬も多く含まれるからです。

にもかかわらず、大穴馬券を夢見て超人気薄を根拠なく買う人や、総流しで買われることがあるため、そういった弱い馬もある意味では過剰人気になりやすいということですね。

人気馬でも、馬券で勝てないという訳ではありません。しかし、人気馬を中心に買って勝つためには、人よりも優れた非常に精度の高い予想力と馬券の買い方が要求されるということです。

まとめ

馬券はよく当たっているのになぜか勝てない…という人は、人気馬ばかり買っているということです。

その場合、もう少し人気のない馬を選ぶようにすると、的中率は下がっても回収率は改善される可能性は高いでしょう。

ただし、的中率と回収率は相反する関係になりますが、回収率のみ求めるのも得策とは言えません。あまりにも的中率が低ければ、資金がなくなるリスクがあるからです

資金が無限にあるならば、三連単やWIN5で年に一回的中すればプラスになるような買い方もアリかも知れませんが、そのような人はほとんどいません。

仮に、それで勝てたとしても、ほとんど当たらないと面白くないですよね。

かと言って、的中させたいからと人気馬ばかり買っていると、相当の予想力がなければじわじわと資金が減っていくような仕組みです。

的中率と回収率のバランス、これを考えるのは非常に難しいですが、競馬で勝つためにはこのポイントを理解し、克服していく必要があることを理解しましょう。

コメント