レースに関する基礎知識

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競馬初心者向けのコーナー、今回はレースに関する基本的な内容をお届けします。

競馬のコース

JRAの競馬では「」「ダート」「障害」コースでレースが行われます。障害に関してはあまり詳しくないのでここでは省かせてもらいます…申し訳ない。

JRAでは芝のレースがメインで行われるため、生産者も芝向きの血統を重視して生産をしています。大きなレースが行われる回数も、ダートより芝の方が圧倒的に多いのが日本競馬の特徴でもあります。

芝コース

芝コースと言っても芝にはいくつかの種類があり、芝によって特徴が違うために馬によって得手不得手が出ることもあります。

芝は大まかに分けると以下のような種類があります。

野芝

野芝の特徴はスピードが出やすいですが寒さには弱く、冬になると枯れて茶色がかった色に変色してしまいます。一昔前の冬のレース映像を見ると、本当に芝なの?と思うような馬場になっています。

洋芝

洋芝の特徴は野芝より質が重く、パワーが必要になります。寒さには強いですが、衝撃には弱いとされています。

北海道にある函館・札幌競馬場では全て洋芝で作られているため、洋芝が得意な馬が人気薄で度々好走することも珍しくありません。

オーバーシード

オーバーシードとは、秋ごろに野芝の上に洋芝を撒き、冬でも綺麗な緑色に保つ手法です。これによって現在では冬でも綺麗な芝でレースが行われています。

つまりJRAではほとんどの競馬場で野芝と洋芝を合わせて使っているということです。唯一野芝のみで作られているのが新潟競馬場で、新潟競馬は夏のみしか行われないために野芝だけでも大丈夫なようです。

ダートについて

日本のダートは「」です。

これがダート競馬の本場であるアメリカでは「」が使用されているので、一概にダートと言っても同じ括りにはできません。

では砂と土ではどう違うのか見ていきましょう。

日本のダート

砂では脚が取られるので、走りぬくにはスタミナとパワーが要求されます。

しかし雨が降ると脚抜きがよくなり、走りやすくなって時計(タイム)も速くなります。また雨が降るとスピードの要求値が上がるので、降っていないときと走る馬の傾向が変わりやすくなります。

基本的に短距離では米国血統馬が、中距離以上では欧州血統馬が好走しやすい特徴があります。

アメリカのダート

アメリカのダートは土で、砂に比べると硬くてスピードが出やすいです。またスタートからガンガン飛ばして消耗戦になることが多く、いかに速いスピードを持続させられるかが好走のカギとなります。

実は私もアメリカの競馬に関しては大して詳しくないので、墓穴を掘る前にこのくらいにしておきます。

先行馬が圧倒的有利

競馬では基本的に先行する馬が有利な仕組みになっています。

これがダートでは特に顕著になり、そのレースで逃げる馬だけ買い続ければ馬券で大儲けできることも有名な話です。

問題はどの馬が逃げるのかが分からないことですが、初心者でも先行しそうな馬を中心に馬券を買うだけで的中する確率が大幅にアップするかも知れません。(的中するとは言っていない)

日本と世界のレベル

過去多くの名馬が海外のレースに挑戦してきました。

一昔前に比べると海外の大レースで勝利するシーンも増えてきましたが、フランスの凱旋門賞やアメリカのブリーダーズカップという世界的に最高峰と言われるレースでは未だ勝利することができません。日本では敵なしだったディープインパクトやオルフェーヴルですら、凱旋門賞では敗れているのです。

では日本馬のレベルが世界に劣っているのかと言われれると、決してそうではありません。

日本の馬が凱旋門賞やブリーダーズカップで優勝できないのは、馬の適性によるものが大きいのです。実際、世界で活躍する馬が日本のレースに出走したところで、勝つのはほぼ日本の馬なのです。

1990年頃までは日本のレースでも海外の馬が強かったですが、今では日本でレースをする限り海外の馬が日本馬に勝つことは容易ではありません。

つまり日本馬は日本の芝(ダート)に対する適性が高すぎるが故に、質の違う海外のレースでは逆に適性が合わないということです。

もしかすると日本ではあまり強くない馬でも、潜在能力は超一流で海外で走れば歴史的名馬になる…なんてこともあり得る話かも知れませんね。

レースの距離

芝とダートでは、レースが行われる距離に若干違いがあります。

芝の距離

芝では1000~3600mの距離でレースが行われ、おおまかにカテゴリー分けすると以下のようになります。

  • 短距離…1000~1600m
  • 中距離…1700~2400m
  • 長距離…2500~3600m

さらに競走馬は得意な距離によって以下のように呼ばれることがあります。

  • スプリンター…1400m以下
  • マイラー…1600m
  • ステイヤー…長距離

ただし距離の分け方に関しては明確な定義はありません。2400mを長距離とするのも間違いではないですし、そのへんはあまりこだわらなくても良いでしょう。

日本競馬では「芝の中距離」が最も価値があるとされています。そのため、日本の生産者は芝の中距離に強い馬を生産することを目標としているのです。

ダートの距離

ダートでは1000~2500mの距離でレースが行われます。

しかし日本では芝のレースが主体で行われるために、ダートには大レース自体少なく、基本的に扱いが弱いのが現状です。

ダートは1800m以下で行われるレースがほとんどで、2000m以上のレースは数えるほどしか組まれていません。

根幹距離・非根幹距離

競馬では「(非)根幹距離」という概念があります。これは元々あった概念ではなく、ある予想家が独自に提唱したものが根付いているものと思われます。

しかしその内容は非常に興味深いものであり、知って損はない内容です。

根幹距離とは

根幹距離の定義は以下のようになります。

1マイル(1600m)を中心に400m毎に区切られた距離で、世界で中心的かつ重要なレースが多く行われる距離のこと

1200m・1600m・2000m・2400m・3200mが根幹距離にあたります。(2800mはレースが行われない)

日本でも最も格式の高いG1レースのほとんどはこの距離のいずれかで行われるように、競馬の基本となる距離と言えるでしょう。

非根幹距離とは

非根幹距離とは、上記の根幹距離以外を指します。1400m・1800m・2200m・2500mなどですね。これらは競馬では特殊な距離とされていて、G1が行われることも少ないです。

何が違うのか?

根幹距離と非根幹距離は何が違うのか気になるところでしょう。

正直なところ私も完全に納得できるわけではないのですが、一般的によく説明される内容を紹介していきます。

競馬ではゴールの位置は固定されています。

そのためレースを行う距離はスタートの位置によって調整しますが、競馬場は根幹距離を中心に設計されていると言われており、非根幹距離のスタート位置ではコーナーまでの距離が中途半端になるとされています。

その結果、馬の呼吸やリズムが根幹距離と異なり、ペース構造そのものが変わってくるそうです。非根幹距離はよく一貫したペースになりやすいと言われていて、緩急のない同じペースで走るのが得意な馬が好走しやすくなります。

全てのレースでそうなるわけではありませんが、コースの形態上そのような結果になりやすいということですね。

これがどこまで信憑性のある話かは分かりませんが、実際に根幹距離と非根幹距離で成績が全く変わる馬も存在します。

G1を圧勝するような一流馬でも、非根幹距離のレースになると簡単に凡走してしまうこともありますし、ここでも馬の適性というものが関わってきている可能性は高いですね。

まとめ

日本では芝とダートなら芝の方が価値が高いとされていて、そのなかでも2000m前後の中距離が最も評価されます。

非根幹距離でのみ強さを発揮するような馬に気付ければ、穴馬券を的中させることも夢ではありませんので、今後は距離にも注目してみると楽しみが増えるでしょう。

ただし本当に強い馬はどのような条件でも強いんですけどね。

競馬では出走馬のレベルが拮抗するようにクラス分けがされています。

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