競馬場の特徴

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競馬初心者向けのコーナー、今回は競馬場の特徴についてお届けします。

中央場所とローカル場所

JRAの競馬場は大きく分けて「中央場所」と「ローカル場所」に分類します。初心者はよく地方競馬とローカル競馬を混同しがちですが、全くの別物ですので気を付けましょう。

中央場所

中央場所は「東京・中山・京都・阪神」の競馬場を指します。

それぞれ東京都府中市・千葉県船橋市・京都府京都市・兵庫県宝塚市と、栄えた都市にあります。府中は行ったことないので実際に栄えているのかは知りませんが…笑

競馬で最も格の高いG1レースが行われるのも、ほとんどが中央場所になります。

G1レースの基本情報
競馬で一番盛り上がるレースと言えばもちろん、G1レースです!! 年末の有馬記念は普段競馬をやらない人でも参加する一大イベントと言っても...

ローカル場所

ローカル場所は「札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉」の競馬場を指します。

ローカルと言うと地方の意味合いがありますので、地方競馬と混同されるかも知れませんが、地方競馬はJRAではなくNARという組織が運営している競馬になります。

中央場所に比べて、大きなレースが行われることは少なめですが、中京競馬場はローカルで唯一のG1が行われる競馬場であったり、札幌競馬場では秋の大レースに向けて超一流馬が集いやすい札幌記念が行われたりと、楽しみは十分あります。

開催スケジュール

競馬は年末年始のみ若干間が空きますが、基本的に1年中開催しています。

中央場所の東西から1ヶ所ずつの2場開催、もしくは中央2ヶ所+ローカル1ヶ所の3場開催で、数か月ごとのローテーションで開催されます。

競馬場
1月中山・京都
2月東京・京都・小倉
3月中山・阪神
4月中山・阪神・福島

このような感じですね。

ただし、夏の間は中央競馬は開催されず、ローカル3場の変則開催となります。

競馬場のコース

競馬場には、右回りと左回りのコースがあります。これは競馬場ごとによって違い、どのような距離であっても同じ競馬場であれば同じ方向へ走ります。

2017年のJRAのCMで、競馬初心者が直線で馬が走ってくる逆の方向を見ているというシーンがありましたが、あながち起こり得ないとも限らないかもですね。(まずないですが)

コース競馬場
左回り東京・中京・新潟
右回り札幌・函館・福島・中山・京都・阪神・小倉

馬によっては「右回りは苦手よ、だってわたし女の子サウスポーだもの!!」という馬もいて、そのような馬は右回りの競馬場と左回りの競馬場では、発揮する力が全く違うこともあります。

さらに競馬場によっては内回りコースと外回りコースがあり、これは同じ競馬場なら全て同じではなく、距離やクラスによって内外どちらのコースになるか変わってきます。

例えば新潟競馬場はどの距離でも全て左回りで行われますが、1200mは内回り・2000mは外回り(内回りもあります)といった具合です。

内回りと外回りでは、コーナーの角度や直線の長さが変わるので、同じ距離でも傾向が変わります。内回りでは立ち回りの器用な馬が、外回りでは力のある馬が走りやすいイメージです。

中央競馬場の特徴

東京競馬場

東京競馬場は、G1レースが最も多く開催される、日本を代表する競馬場。最後の直線には坂があり、直線距離も長く力のある馬が走りやすい構造です。

芝の質は軽めになりやすく、瞬発力のある馬が向いています。しかし時期によっては内を通る先行馬しか好走できなかったり、外の差し馬ばかり好走するケースも目立ち、そのときの傾向を見極めることが馬券を取るポイントになります。

日本最高峰にして競馬の祭典ともされる日本ダービーや、古馬の最強クラスが集う天皇賞(秋)・ジャパンカップなどが行われます。

中山競馬場

中山競馬場はおむすび型の形態をしていて、最後の直線には心臓破りの坂があるトリッキーな競馬場です。

2014年に改修され、以前と芝の特徴が変わりました。それまでは先行馬が有利になりやすく、東京競馬場とは異なる適性が問われやすかったのですが、最近は差しが届きやすくなりました。

その結果、以前は中山で少し負けた馬を東京で買う(逆のパターンも)という馬券のパターンが有効でしたが、最近はどこまで効果があるかは何とも言えないところです。

競馬の一年を締めくくるお祭りレースの有馬記念が行われるのも、この中山競馬場です。2017年からその後に違うレースを増やしたことで物議を醸しています。(私は反対派)

京都競馬場

京都競馬場は3コーナーから4コーナーにかけて上り坂・そこから直線に向かうまでが下り坂となっていて、全国的に見ても芝のレースでは内が有利な状況が発生しやすい競馬場です。

外回りコースでは各馬最終コーナーを勢いよく周ってくるため、最後の直線入り口で最内がポッカリ空きやすくなり、そこを狙って一か八かの勝負をする騎手もいます。

直線は長めですが、平坦なので簡単に前の馬は止まりません。

特に開幕週は最内の芝の状態が非常に良く、グリーンベルトと呼ばれる状況が発生しやすくなり、とにかく馬券は内を走れる馬を狙うのが鉄則になります。

牡馬クラシック最終戦の菊花賞や、伝統の天皇賞(春)などが行われます。

阪神競馬場

阪神競馬場は芝の質が重めで、最後の直線にも急坂があるのでタフな条件になりやすいです。特に雨が降るとその傾向は一層強まり、梅雨の時期に開催されることもあり血統的に狙い目になる馬が出やすくなります。

ただし、最近は高速馬場になりやすい傾向があり、その場合はそれほどタフさは問われないので走る馬の傾向も違ってきます。走破時計によって狙い目は臨機応変にする必要がありそうです。

2歳チャンピオンを決める阪神JFや朝日杯FS・春のグランプリと呼ばれる宝塚記念などが行われます。

ローカル競馬場の特徴

札幌競馬場

札幌競馬場の芝コースには、全て洋芝が使用されています。

直線は平坦で短いですが、コーナーの角度が緩くスピードに乗せたまま走りやすいので、意外と差しが届きやすいという特徴もあります。

札幌は洋芝オンリーで夏の時期にしか開催されないため、中にはこの条件がピッタリ嵌る馬もいて、そのような馬は馬券的に注目です。

函館競馬場

函館競馬場も洋芝オンリーで、札幌よりもコーナーの角度がきついため先行有利になりやすいです。

こちらも同じく夏場のみの開催なので、この条件を得意とする馬を見抜けるといい思いができる可能性がありますね。

福島競馬場

福島競馬場は直線が短く平坦で、基本的には内枠と先行馬がかなり有利になりやすいです。

しかし小回りで直線が短いとなると、どの騎手も早めに仕掛けないと間に合わないのは分かっているので、仕掛けどころが早くなります。

そうすると思いの外ペースが速くなり、前に行く馬がバテて差し馬が上位独占して大穴決着となることも。ただそれを狙って取るのは難しいですし、先行馬を狙うのが得策ですね。

新潟競馬場

新潟競馬場は、日本で唯一の直線だけのレースが行われます。

外回りコースの直線距離は日本一長く、差しが決まりやすい条件ではありますが、平坦なので意外と先行馬が残って穴をあけることも。

しかし馬場が傷みだすと外差しばかりが決まるケースもあったり、それが顕著になると各馬が外へ外へ行く結果、大外の馬は相当な距離ロスとなって逆に内枠が有利になったりと、一筋縄ではいかないコースです。

中京競馬場

中京競馬場はローカルで唯一G1が行われる競馬場で、改修によって2012年に生まれ変わりました。

当初は稀に見るタフな馬場となっていて外枠の差し馬が有利でしたが、最近は傾向がコロコロ変わるようになり、正直苦手な競馬場です。

苦手な条件はわざわざ馬券を買う必要がないので見送ることが多いですが、今でも超人気薄の大外一気が決まったりすると、ちょっと狙いたくなってしまう自分がいます。

小倉競馬場

小倉競馬場は直線が短く平坦なコースで、基本的には内枠と先行馬が有利です。

しかし芝の1200mではスタート後が下り坂となり、前半のペースが非常に速くなるため差し決着となって波乱が起こることも。

やはり小回りで直線の短い競馬場なので、仕掛けが早くなり消耗戦になりがちです。構造的には福島競馬場と似ているので、走りやすい馬も似ているのではないかと思うのですが…そこまで調べるのは骨が折れる作業なのでやっていません…

馬場状態の変化

近年はほとんどの競馬場で「エアレーション」という作業を行い、馬場を柔らかく造る(脚への負担を軽減させる)ようになっています。

数年前の開幕週では芝が綺麗で硬く、速い時計が出やすいので内枠と逃げ・先行馬が圧倒的有利な状況になり、外枠に入った時点で勝負にならないこともありました。

逆に開催後半では内側の芝が荒れ、外を走る差し馬が上位に来やすくなるといった感じです。

しかしエアレーションを行うと、開幕週から時計が掛かって差しも届きやすい馬場になります。そしてエアレーションで柔らかく造られた芝は、開催が進むごとに踏み固められるので、開催後半の方が時計が速くなって先行馬が残りやすくなる…といった従来とは逆の現象が起こるようになりました。

これまでの常識だった開幕週の内枠先行馬狙いも、単純に通用する時代ではなくなってきたということですね。

まとめ

競馬場はもはや家族でも訪れることができるテーマパークと言っても良いでしょう。

私が住む京都にある競馬場では場内に広い公園のようなスペースもあり、いつ行っても家族連れが楽しんでいます。

最近ではUMAJOスポットという女性限定のスペースもあり、馬券提示でスイーツやドリンクが1つ無料で付いてくるようです。(羨ましい)

競馬をギャンブルとしか考えていないような女性でも、初めてサラブレットを間近で見たら考えが変わるという話もよく聞きますので、デートスポットとしても使えそうですね。

その際はギャンブル的な勝負をし過ぎずに、しっかりと馬券の買い方などをレクチャーができるダンディーな男でいましょう!!

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