距離短縮は有利なのか?短縮馬の狙い方

馬券術講座

競馬では距離短縮ローテが有利と言われます。距離短縮ローテとは、前走より今回の方が走る距離が短いということ。前走が2000mで今回は1600mとかですね。

実際のところ、短縮馬は有利なのでしょうか?また、有利ならどのような短縮馬を狙えばいいのかを考察しようと思います。

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短縮馬の成績

まずは実際に前走からの距離別成績を見てみましょう。データは2017年~2019年です。

前走距離別の回収率2017~2019

確かに、今回短縮(赤枠)の馬は同距離ローテと比べて単複回収率が3%、延長ローテよりも9%も高くなっています。また、500m以上の短縮になるとさらに成績が向上しています。

ここには全く勝負にならないような超大穴馬も含めているので、単勝100倍以内に限ればそれだけで平均以上の回収率を記録すると思われます。

つまり、短縮馬は有利ということです。

とはいえ、ただ短縮馬を狙うだけでは勝てません。

どのような短縮馬なら狙え、どのような短縮馬は狙えないのか。その辺りを探っていきたいと思います。

以降は、短縮馬のみの成績です。

距離

短縮距離別の回収率2017~2019

距離別で見ると、全体的に短い距離のほうが成績が良い傾向にあります。

短距離ではペースが速くなりやすいので、タフなレースになりやすいというのが要因になっているのではないでしょうか。

前走で長い距離を走っていた経験が短距離戦ではプラスに働くことで、短い距離ほど短縮馬の成績が上昇する結果になっています。

一方、長距離では短縮でもそれほどペースが上がらない可能性が高く、短縮の優位性が活きないことが多くなります。

もちろん、全体的にはそうなりやすいだけであって、短距離でもペースが緩ければ優位性はなくなりますし、長距離でもペースが厳しくなれば短縮馬が走る可能性もあります。

また、1500m以下の方が好走率が低く回収率が高いので、より人気のない馬が激走していることが分かります。

血統

血統面では、米国型ノーザンダンサー系やダンチヒ系など、スピード色の強いタイプが好成績を収めています。

米国血統は気性の勝ったタイプが多く、前走より流れが厳しくなるほうが折り合いが付き、結果として好走しやすくなるのです。

逆に、欧州血統はそれほど短縮で成績が上がる傾向にはありません。もちろん、個別の種牡馬によっては短縮を好むタイプもいます。キングヘイローなどの、リファール系はとくに短縮で穴をあけやすいですね。

ディープインパクト産駒は短縮が合わないことはありませんが、全体的に過剰人気になりやすいので、回収率は低くなっています。

サンデー系で短縮が狙い目になるのは、ゴールドアリュール・ディープブリランテ・ブラックタイド・ダノンシャンティなど。

米国血統ではヘニーヒューズ・カジノドライヴがとくに狙い目。アドマイヤムーン・スクリーンヒーロー・カンパニーなども、短縮で好成績を残し続けています。

前走からの間隔

短縮・前走間隔の回収率2017~2019

前走からの間隔が空きすぎると、成績が悪化しています。

短縮は前走と記憶の違いを利用したものなので、間隔が空きすぎると前走の記憶が多少なりとも薄れているのが原因かと思われます。連闘の成績が悪いのは疲労の問題もあるのでしょう。

前走着順

短縮・前走着順の回収率2017~2019

前走の着順を見ると、1着馬と10着以下の成績はあまり良くありません。1着馬は昇級で苦戦する馬が、10着以下は能力的に足りない馬が多く含まれることが原因でしょう。

ただ、能力の足りないと思われる単勝100倍以上の馬を除いたデータでは、また違ったものが見えてきます。

短縮・前走着順100倍以内の回収率2017~2019

前走好走して単勝100倍以上になることは少ないので、100倍以上の馬を除くと前走凡走した馬の成績に大きな影響が出ています。

先ほどは成績の悪かった10着以下が、能力的に勝負になる馬に限ると最も成績が良くなっているのです。

好走率が低くて回収率が高いということは、人気のない馬が激走しているということ。外れることも多いですが、高回収率を目指すにはこういった馬を狙うことが重要になりますね。

まとめ

短縮馬は有利ですが、やみくもに狙って勝てるほど競馬は甘くありません。

戦績を見れば明らかに短縮時に好走しやすい馬もおり、そういった馬は狙い目が分かりやすいですが、初の短縮だったりキャリアの浅い馬などは、血統から判断するのが最も効果的でしょう。

とはいえ、基本的にはほとんどの血統は延長より短縮が得意とされています

短縮狙いは破壊力のある馬券を取るチャンスでもあるので、精度を高められるようにしたいですね。

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