重馬場のノーザンダンサー系は儲かるのか!?

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昔から、雨で馬場が重くなるとノーザンダンサー系が穴を出すと言われています。

現在の日本競馬では、サンデーサイレンス系が主流となり、その特徴は高い瞬発力を発揮すること。

対して、ノーザンダンサー系は欧州で主流となっている系統であり、欧州は日本よりもタフな馬場になっています。

普段の馬場では主流であるサンデー系には劣るものの、雨が降ってタフな馬場になればノーザンダンサー系が台頭する。

理に適ったこの格言は、はたして現在でも通用するのでしょうか。

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芝・稍重以上の成績

まず、芝の稍重以上での成績を集計します。

集計期間は2016年から過去10年分です。

ノーザンダンサー系には多くの小系統がありますが、ここでは大系統ノーザンダンサー系でまとめています。

どうやら、単純に稍重以上で闇雲にノーザンダンサー系を狙っても、平均以下の回収率にしかならないようです。

では、もう少し条件を加えていきましょう。

オッズ別の成績

パッと見て、成績を押し下げているのは単勝100倍を超える馬です。

ここには全く勝負にならないような馬が多く含まれる可能性があるので、そこを除いたデータが赤枠部分になります。

すると、複勝回収率は平均的、単勝回収率は平均を大きく上回りました。

ノーザンダンサー系の本当に弱い馬以外は、馬場が渋れば激走する見込みがありますね。

ベタ買いで回収率が平均を13%も上回るのは、相当優秀だと思います。

では次に、単勝99倍以内の馬たちについて、詳しく見てみましょう。

馬場状態別の成績

単勝99倍以内の馬で、稍重を除けば単勝回収率が100%を超える結果となっています。

この10年間、重馬場以上で単勝99倍以内のノーザンダンサー系の単勝を買っていれば、それだけで勝てたのです。

恐るべし、雨のノーザンダンサーですね。

重馬場で有利になる条件

少なくとも、過去10年では重馬場のノーザンダンサー系は買い、という格言は正しかったと言えるでしょう。

今後も同じようになるとは限りませんが、もう少し有利な条件がないか考えてみます。

まず、重馬場ではタフな馬場となるので、前走から距離短縮や、前走ダートを走っていた馬が体力的に有利になる可能性があります。

前走距離別の成績

短縮馬は、勝率・回収率ともに最も高くなっています。

500m以上の短縮馬は非常に高い回収率を記録していますから、短縮馬は有利であると考えらますね。

前走馬場別の成績

この表では、赤枠で囲ったところを見てください。

芝は前走が芝、ダートは前走がダートだった馬を表します。

やはり、前走ダート出走馬は、勝率は低いものの、回収率はかなり優秀です。

約300頭の出走なので、仮に単勝1万円ずつ買っていれば、150万円もプラスになる計算です。

まぁ10年の結果なので、150万円が大きいかどうかは微妙なところですけどね。

事前には、儲かるかどうかの確証もないわけですし…

とはいえ、やはり短縮馬や前走ダート経験馬は有利になると言えそうです。

延長馬も高回収率を記録していますが、とくに欧州型のノーザンダンサー系には、もともと延長を得意とする馬が多いのが影響しているのかも知れません。

せっかくなので、他にも何か有効なデータがないか、チェックしていきます。

今回距離別の成績

今回走るレースの、距離別成績です。

単純に、1200m以下を除けば優秀な成績となっています。

ただし、1200mでも前走ダート出走馬は優秀な結果でした。

オッズ別の成績

単勝オッズ別にみると、人気馬より人気薄の回収率が高いことが分かります。

これは、競馬の基本的な仕組みでもあり、的中率と回収率は相反する関係になります。

ちなみに、単勝9.9倍以下の勝率は18.8%・単勝回収率は92%と、勝率は高いですが、それだけではマイナスとなってしまうんですね。

狙うのは、人気薄ということです。

過去データは通用するのか?

今回取り上げたデータは、過去10年分のものです。

しかし、10年前と今では、馬場状態も大きく変化している可能性もあります。

そのため、直近3年分のデータを集計し、それ以前から大きく傾向が変化している部分がないかを調べてみます。

オッズ別

オッズに関しては、人気薄が回収率を底上げするという性質は変わりません。

人気のない馬は、普段(良馬場で)結果を残しておらず、条件が変わることで激走するので当然と言えば当然ですね。

ここからは、狙うべき単勝10倍以上の馬に絞って見ていきます。

前走距離別

前走距離別に関しては、大きな差が出る部分がありました。

近年は同距離馬の成績が圧倒的で、短縮馬の成績がイマイチ。

ただし、単純にサンプル数が少なく、参考程度にしかならないでしょう。

短縮馬が走れなく理由はあまり思いつかないので、それほど傾向が変わるとは思えません。

前走馬場別

前走馬場別にしても、サンプルが少ないですね。

やはり前走で体力的にタフな経験をしていることは、重馬場以上では有利になると思いますので、私は今後も狙える要素だと考えています。

競馬場別

競馬場別で目に付くのは、京都の成績の悪さです。

明確には分かりませんが、もともと軽めの芝質であることが影響しているかも知れません。

一方、阪神では雨になるとかなりタフになると言われるので、結果も全場で最も優秀な部類に入っています。

今回距離別

距離別では、やはり1400m以上なら狙えそうです。

2500m以上はサンプルが少なすぎですが、狙えないことはないでしょう。

まとめ

私なりに重馬場以上でのノーザンダンサー系の扱いを考えてみました。

  1. 重馬場でノーザンダンサー系は買い
  2. ただし、単勝オッズが低すぎる100倍を超えるような馬は除く
  3. 短縮馬は有利だが、延長馬が不振ということはない
  4. 前走ダート出走馬を狙うのは、有効な可能性は高い
  5. 芝の質が軽くなっている競馬場は、成績が悪化する可能性も
  6. 1400m以上が狙い目
  7. 条件(適性)が一変するので、前走着順が悪いのはむしろプラス要素
  8. 基本は単系勝負

あくまでも、過去データから狙い目を出したものです。

今後の成績を保証するものではないので、馬券を購入する際は自己責任でお願いします。

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